過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
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265: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:13:33.57 ID:Yh4BJeEl0
「なんの……心配もないわ」
「ほむらちゃん、嘘は嫌だよ」
え?
266: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:14:05.32 ID:Yh4BJeEl0
まどかが私の手を握る。
「教えて、本当のこと。
ほむらちゃん。ソウルジェムについて」
267: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:14:39.05 ID:Yh4BJeEl0
まどかが少しだけ涙目になって訴える。
そんなこと言われても。
このことは……。
268: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:15:14.57 ID:Yh4BJeEl0
「でも。その前に約束して」
「え?」
「私が今から言うことは、他言しないって。
269: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:16:03.77 ID:Yh4BJeEl0
「魔法少女は、ソウルジェムが完全に濁ると、
魔女になってしまうわ」
「え……?」
270: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:16:41.19 ID:Yh4BJeEl0
「そんなの、酷いよ。
ソウルジェムが本体だって言うことより、ずっと残酷だよ……」
「そうね……。自分が救った分だけ人を呪う。
悲しいけれど、魔法少女はそういうものなの」
271: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:17:09.71 ID:Yh4BJeEl0
「でも、グリーフシードがあればならないんだよね?」
「……ええ」
でも、絶望してしまったら。
272: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:17:37.60 ID:Yh4BJeEl0
「一緒にこのことを伝えよう。マミさんに」
声に驚いて見上げると、
まどかは強い意志の篭った視線を、私に向けていた。
273: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:18:09.40 ID:Yh4BJeEl0
「マミさんは優しいから、きっとかなり辛いと思う。
だって、自分が救う立場から襲う側になってしまうってことだから……」
「だったら……」
274: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:18:41.65 ID:Yh4BJeEl0
でも、伝えて。
「伝えて先輩が錯乱してしまったら……」
「その時は、ほむらちゃんがマミさんを慰めてあげられるはずだよ。
275: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 22:19:24.33 ID:Yh4BJeEl0
「解ったわ、まどか。今日の魔女退治を終えたら、話すわ」
「わたしも一緒にいてあげるから、絶対に大丈夫だよ」
まどかはそう言って手を差し出す。
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