過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
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474: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:23:35.16 ID:qh6gZ+210
でも。
「だから、アタシは人の為には使わない」
「でも、それを私は認められない」
475: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:24:01.20 ID:qh6gZ+210
でも。
だからって。
「人を助ける為に、魔法は使うんだよ」
476: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:24:27.28 ID:qh6gZ+210
「ふざけんな! 幸せちゃんになにが――」
「解るよ!! 私だって、自分勝手な行動で傷つけてた相手が居たから!!
でも、でもね? 私は教えてもらった。それは間違いだって、
自分が良くても相手はよくないことがあるんだって!!」
477: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:25:00.27 ID:qh6gZ+210
「それで誰かを死なせちゃ意味が――」
「死なせない!! 杏子が言ったじゃん!! 「使い方を間違えれば」って、間違えなければ良いんだよ!!」
「そんなこと――」
478: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:25:26.89 ID:qh6gZ+210
あの時の杏子は嬉しそうだった。
「あれは……」
「困ってたから助けた。違う?」
479: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:25:57.28 ID:qh6gZ+210
私は杏子の目を見つめる。
「人の為に何かをすることは、人を笑顔にすること
自分の為にしかしない行動は、人を悲しませること
そう、解ってるんじゃない?」
480: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:26:24.77 ID:qh6gZ+210
「それは、杏子が悪いわけじゃない。
ちょっと、間違えただけ。それにさ……」
「なんだよ」
481: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:26:55.45 ID:qh6gZ+210
私はそう言って微笑み、杏子に手を差し出す。
「私達と協力しようよ。ほむら達は杏子を必要としてる。
必要としている所に加わって、誰かを不幸にさせることなんて、
絶対にありえない」
482: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:27:21.99 ID:qh6gZ+210
「はぁ? そんなこと思ってない」
「じゃぁ、思って」
「……断る。アタシがなんであんたたちを助ける必要があるんだよ。
483: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 07:28:00.33 ID:qh6gZ+210
「それは解らないけど、でも――」
「……でもま、この街にワルプルギスの夜が来るんだろ?」
「え? うん」
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