過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
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524: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:23:54.66 ID:qh6gZ+210
第33話
『私はこの暁美ほむらでいなければいけないのよ』
525: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:24:30.81 ID:qh6gZ+210
結局、起こしてから5分経って杏子は寝室から出てきた。
「おはよ。ほむら」
「はいはい、良いから食べて。食器が洗えないわ」
526: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:24:58.06 ID:qh6gZ+210
ワルプルギスの夜が出てくるまで、あと6日。
……勝てるわよね?
ワルプルギスの夜……。
527: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:25:48.16 ID:qh6gZ+210
「杏子、貴女は今までどんな生活を?」
「んー? 別に話しても面白くないよ?」
味噌汁をかきこみながら、杏子が言う。
528: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:26:19.32 ID:qh6gZ+210
「この家の宿主にしては、ロマンチックなこと言うのな」
杏子がそう言って笑う。
私は、別に……
529: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:26:47.89 ID:qh6gZ+210
昔の自分は病院でする事が無くて、
良く本とかを読んでて……、
満天の星空の下、草原で涼む。
なんていう夢を見たりしたくらいだ。
530: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:27:14.36 ID:qh6gZ+210
「そうだけどね、って。アタシの話だったっけ」
杏子がそう言って思い出したように続ける。
「親がいなくなってからは、朝も夜も外で動き続けてた。
531: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:28:02.42 ID:qh6gZ+210
罪悪感はあった。
でも、それしか生きていく方法が無いから。
そういうこと……かしらね。
532: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:28:30.91 ID:qh6gZ+210
「……ん? 何笑ってんだ?」
そんな事を考えていると、杏子が尋ねてきた。
「別に、なんでもないわ。
533: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:29:26.50 ID:qh6gZ+210
「良いって。アタシがやるよ。作ってもらったしな。それに……」
キッチンに向かい、私に背中を向けていた杏子が振り返る。
「それに?」
534: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/18(土) 21:29:53.16 ID:qh6gZ+210
……?
一緒?
「どういう意味よ」
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