過去ログ - ほむら「幸せな明日を迎える為に」
↓ 1- 覧 板 20
756: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:50:35.10 ID:GDz5y0Q00
「僕がこんなことを言うのは、眉唾物というか、
馬鹿らしい、かもしれない。
でも、僕は。
757: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:51:04.25 ID:GDz5y0Q00
「でも、このありふれた日常、
マミが紅茶を飲んで、ほむらがコーヒーを飲んで、
さやかと杏子がケーキを取り合い、まどかが止めに入る。
758: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:51:42.75 ID:GDz5y0Q00
そう言い終えたキュゥべえの頬を涙が伝う。
「そうだね、私も。そんな日常が大事だからこそ。重要なお願いがあるの」
「……まどか」
759: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:52:09.01 ID:GDz5y0Q00
「誰かが幸せなら、誰かが不幸になってる。
それが世界。
幸せがあるから不幸があって、不幸があるから幸せがある。
760: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:52:37.50 ID:GDz5y0Q00
「待ってくれ!!
それじゃ、魔女を消し去るんだろう?
過去も未来も、現在も!
761: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:53:07.09 ID:GDz5y0Q00
「未来? 過去?
ううん。違うよ。キュゥべえ。
現在だけで良い。
762: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:54:37.80 ID:GDz5y0Q00
「ねぇ、キュゥべえはどうして私達を魔法少女にしたかったの?」
「それは、宇宙全体のエネルギーを確保するためだよ。
例えば、焚き火で得られる熱エネルギーは、木を育てる労力と釣り合わないってことだよ。
763: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:55:08.52 ID:GDz5y0Q00
「そっか、じゃぁ。魔法少女を無くしたら?」
「宇宙は枯れ果ててしまう。
なるという確証があるとは言えない。
764: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:55:37.88 ID:GDz5y0Q00
「じゃぁ、新しいエネルギーを私達は差し出すよ。
人は必ず、不幸になるし、絶望もする。
それらは何かしらの形を成して、世界に飛び出す。
765: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/21(火) 21:56:04.42 ID:GDz5y0Q00
「幸福……?
それは、そんなに大きいものなのかい?」
「大きさでなんて測れないよ。
873Res/289.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。