24:1 第二話は>>23から[saga]
2011/06/16(木) 19:23:34.90 ID:Wc7Yf/rR0
−−− キエフ 2015 4/10 22:00 −−−
元々わずかな守備部隊しか残されていなかったキエフは、
敵の先鋒部隊からの攻撃に耐えられず、現在はPEUの
勢力下にあった。
だが電撃的に侵攻した敵部隊は、その兵力の大半を
後方に置き去りにしたままキエフに駐留しており、
戦力の突起部を作り出していた。
陸路でのキエフへの侵入と、展開する敵部隊の撃破。
それが、今回の俺達に与えられた任務だった。
時間が時間だけに、周囲は一面の闇。基地を出撃した時から
俺は赤外線ゴーグルを動作させ、このキエフ市外の外周にまで
接近していた。
幸いな事に、俺達トパーズ隊の姿は敵にバレていなかった。
味方の電子線機が活躍してくれているのだろう。彼らの期待を
裏切らないようにするため、またAPC全体の利益のためにも、
俺達はこのキエフ市外に展開する敵部隊を全て掃除する必要がある。
せっかくAPCに出来た東ヨーロッパにおける同盟国、ウクライナ。
その存在意義は重要であり、また失う事によって予想される
被害も重大なものであった。
ここでPEUを食い止めなければならない。
「トパーズリーダーより各員。状況を知らせろ」
「トパーズ3、クリアー」
「トパーズ4、クリアー」
「各員、散開して自由行動。敵に気づかれる前に、
一気に仕留めろ」
「「了解」」
補充が受けられなかったために、欠員が出たままのトパーズ隊。
だが俺達は、ハリコフで戦果を上げていたため、このキエフ奪還作戦の
先鋒を任される事になってしまっていた。
俺達が場をかきみだし、続いて後続部隊が乗り込む。
APC軍の計画は、そのようになっていた。
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