過去ログ - 上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」
1- 20
306:第一章 吸血殺し(ディープブラッド)の魔法使い 5[sage saga]
2011/10/09(日) 12:46:19.18 ID:CvkdTUvH0

「わ、わたしは人間だもん……。『でんぱー』なんて出ないよ」

 とりあえず仔猫を受け取りながら、インデックスは答える。
 しかし、少女は気分を害した様子もなく、淡々と続けた。

「でも、この街の人は、ほとんどみんな電波が出てる。
 例えばそこの小さな女の子は、電波がすごく大きい」

「確かにミサカは強能力者程度の発電能力を持ってるし、
 ミサカネットワークの司令塔として、それぞれの思考を束ねるポジションにいるけど、
 そんなビビビーってでる電波じゃないのになぜ!? と、
 ミサカはミサカは情報漏洩に気がつきつつも絶叫してみたりー」

「それよりらすとおーだー、ここに魔術師が来るかも! はやく逃げなきゃ!」

「あ、あったかい電波が近づいてきてる。はまづらのかな」

「違うって一〇〇三二号、今のは情報漏洩じゃなくてひとりごとだよってミサカはミサカは――
 一五〇四〇号、根性根性うるさいってミサカはミサカは反抗期の子どものごとくぶーたれてみる」

「あなたも早く逃げた方がいいかも。魔術師が来たら、殺されちゃう!」

 思い思いに呟いたり叫んだりする三人。
 ここに、まともな突っ込み役がいたらこう叫んでいただろう。

 全員、電波じゃねーか。

 そんな中、路地裏に少年の声が響いた。

「滝壺! 車が確保できた、はやく行くぞ!」

 沈むかけた太陽が逆光になって、インデックスと打ち止めにはその顔が見えなかった。
 分かるのは、上条や一方通行より背の高い少年、ということくらいだ。

「やっぱりはまづらだった。
 はまづらが呼んでるから、行くね。それじゃあ、ばいばい」

 少女はひらひらと手を振ると、何事もなかったかのように少年の方へと歩み去ってしまった。

 少女が完全に消えてから、インデックスはもう一度『人払い』のルーンへと視線をやった。

「……魔術師は来ないし、とうまが狙いとも思えない。どうなってるかわからないかも」
「滝壺って……どこかで聞いた覚えがあるかもって、ミサカはミサカは首をかしげてみたり」

 後に残されたインデックスと打ち止め、そして仔猫は、結局美琴が到着するまで、
 その路地裏で立ち尽くすことになった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
316Res/395.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice