過去ログ - 上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」
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4:序章『とある魔術の幻想殺し』 3/9[sage saga]
2011/06/16(木) 18:32:43.41 ID:3M0E3iz30

 声の主は、ツンツンと立った髪以外、特に取り立てて特徴のない少年だった。
 特徴を上げるとすれば、日本人でありながら、ロンドンの空気にしっくりとなじんでいるところだろうか。

 少年の名前は上条当麻。

 幼い頃、とある事件がきっかけで親元を離れ、以後十年近い間ロンドンのこの教会で生活を送っている。
 彼は、数少ない日本人のイギリス清教徒であり――『必要悪の教会』の一員だ。

 しかし彼は魔術を扱うことはできない。それどころか、魔術的知識をほとんど持っていない。
 一応持っているには持っているが、実戦の中で得てきた断片的なものだ。
 そこいらに転がっているオカルトマニアに負ける程度の知識しかない。

 それでも彼は、『必要悪の教会』の一員で、切り札の一つだった。




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