過去ログ - 上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」
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7:序章『とある魔術の幻想殺し』 6/9[sage saga]
2011/06/16(木) 18:37:16.51 ID:3M0E3iz30
 
 上条当麻は、困っている人がいれば、迷わず手を差し伸べる。
 例え、どれほどの怪我を負おうとも、それによって感謝されることがないとしても。

 救いを与えたいとか、そんな信念があるわけではない。

 ただ、目の前で困っている人をなんとかしてあげたい。
 それだけの理由で、幼い上条は戦っていた。

 そんな上条の姿勢に驚いたのは、『必要悪の教会』の方だった。
 こっそり始末しようとした事件に、ただのイギリス清教徒であるはずの彼が何度も何度も絡んでくる。
 魔術結社の方が、彼が『必要悪の教会』の人間だと勘違いして襲撃した事件がきっかけで、彼は『必要悪の教会』の一員となったほどだ。

 と言っても、それ以前から、『必要悪の教会』一員である土御門元春やステイル=マグヌス――そして神裂火織らと『幼馴染』と呼んでも差し支えない関係を築いていた上条は、あまり違いを感じることはなかったが。

「今回は特例だな。困った人を放っておけないカミやんだからこそ選ばれたって感じだにゃー。
 カミやんなら、インデックスを見つけ出せるかもしれない……と言うのが上の考えだ」
 土御門が上条にさしだした写真には、一人の少女が映っていた。銀髪碧眼に、白い修道服をまとった可憐な少女だ。

「インデックス……?」

 首をかしげる上条に、土御門は簡単に説明する。
 禁書目録の少女。一〇万三〇〇〇冊もの邪本悪書を記憶する、『必要悪の教会』の切り札の一つだ、と。



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