過去ログ - 京介｢桐乃!｣桐乃｢京介!｣ -SS速報VIP

過去ログ - 京介｢桐乃!｣桐乃｢京介!｣

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2: ◆LFImFQtWF6[sagasage]
2011/06/16(木) 18:35:06.50 ID:Yh4BJeEl0
｢え？｣

普段なら一家団欒の場である、
夕飯のリビング。

3: ◆LFImFQtWF6[sagasage]
2011/06/16(木) 18:35:32.19 ID:Yh4BJeEl0
｢俺が冗談を言っているように見えるか？｣

親父は、ただ静かに目を瞑ってそう言った。

立ち上がって箸を拾おうとしていた桐乃が、

4: ◆LFImFQtWF6[sagasage]
2011/06/16(木) 18:36:02.96 ID:Yh4BJeEl0
｢親父、冗談じゃないのは雰囲気でわかる。
けどな、あいつに伝えるにしては酷かったんじゃないか？｣

｢俺には上手く伝える事などできん｣

5: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:36:31.47 ID:Yh4BJeEl0
｢ご馳走様……｣

｢京介……｣

お袋の心配そうな声が俺を追いかける。

6: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:37:02.17 ID:Yh4BJeEl0
とは見え張っても……。

俺は何が出来るんだか。

いつも上がってるはずの階段が、

7: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:37:30.61 ID:Yh4BJeEl0
あやせにはそのことを伝えていないらしい。

新垣家も、躊躇しているとの事。

こんなすぐに誤魔化さず伝える馬鹿な親は、

8: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:37:56.37 ID:Yh4BJeEl0
｢……なに？｣

｢俺だ。桐乃。開けてくれ｣

｢お断りするわ、今は話したくない｣

9: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:38:24.63 ID:Yh4BJeEl0
王様への謁見は許可がないと駄目らしい。

でも、どんな許可なのか。

俺は徐に携帯を開く。

10: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:38:55.62 ID:Yh4BJeEl0
翌朝、いつもの時間より2時間も早く目が覚めた午前5時。

なぜだか、無性に起きないといけない気がした俺は、
とりあえず下に下りる。

11: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:39:31.62 ID:Yh4BJeEl0
……ええい。昨日言っただろ!!

闇雲に草原を歩き回れ!! 勇者キョウスケ!!

｢桐乃!｣

12: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/06/16(木) 18:40:00.06 ID:Yh4BJeEl0
｢なぁ、正直どう思ってる？｣

｢なにが？｣

｢桐乃のこと｣

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