過去ログ - シャロ「あたしたちの事務所が燃えてますー……」
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32:1日目・夜/シャロ@[saga]
2011/07/08(金) 02:10:59.20 ID:O9eydEFko
……

…………

………………

 ――そして今に至る、という訳だった。
 ひどい。もう色々ひどい。
 何がひどいって僕の意見が一切聞き入れてもらえてないのが特にひどい。
 ネロ達も、最初は僕がシャーロックの部屋に泊まるのを止める側だったのに、最終的には誰から僕を泊めるかの口論に発展していた。
 ジャンケンで順番を決める事が決まった頃には、すでに僕の存在は完全に無視されていた。当事者なのに。草て。

小林「……」

 廊下の向こうからは、シャワーの流れる音に紛れて、シャーロックの鼻歌が聞こえてくる。
 どこかで聞いたような、それでいて微妙なコレジャナイ感を醸す、精神を不安定にさせてしまう類のものだ。
 もし僕が野生の熊だったなら、迷わずシャーロックの顎にアッパーを叩き込んでしまうだろう。

小林「……シャーロック……が、シャワー、を……」

 言葉にしてしまうと、現在自分が置かれている状況の異常さが際立ってどうにも落ち着かなくなる。
 何か気を紛らわせるものは……

小林「――」キョロキョロ

 見渡したシャーロックの部屋は、およそ想像通りといった、女の子らしい部屋だった。
 好物のカマボコをイメージしているのか、家具調度の類は白とピンクで揃えられている。
 ちょっと散らかっているけど、学生の一人暮らしともなればこんなものだろう。
 忘れ物防止の為か、所々に貼りつけられたメモ用紙もシャーロックらしく、見ていて微笑ましい気持ちになってくる。

小林「、ん……?」


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