過去ログ - シャロ「あたしたちの事務所が燃えてますー……」
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89:2日目・昼/次子[saga]
2011/08/25(木) 06:03:12.82 ID:l+guf7uVo
 不意に、目頭が熱くなる。
 ミルキィのみんなのような無垢な好意とは違った、気遣いに満ちた大人の厚意。
 それは、普段から様々な問題を自分一人で抱え込む事の多い僕のような人間には、とても効果的で。
 更には同い年の気安さという重要なファクターが加わり、気付けば僕は自然と口を開いていた。

小林「実は――」

 昨夜の出来事を掻い摘んで伝える。
 途中、危うく次子くんへのプロポーズが口を衝いて出そうになるのを何度も堪え、慎重に言葉を選んだ。
 そして数時間前のアンリエットさんとの一件までを語り終えた時、次子くんは――

次子「苦労人すぎっぞ……!」ホロリ

小林「ご同情ありがとうございます……!」ホロリ

 一緒に泣いてくれた。
 ぐしっ、と江戸っ子っぽく涙を拭い鼻をすすり、次子くんは一転して快活な表情を見せた。

次子「っしゃ! だったら景気付けにあたしがなんか奢ってやるよ!」

小林「えっ? い、いいよそんな、キミに悪いし……」タジ

次子「そんな遠慮すんなって! えーっと、何がいいかなー……」キョロキョロ

 僕の言葉を軽く流し、通りを見渡し始めた次子くん。
 その様子が妙に楽しげなので、固辞し続けるのも逆に躊躇われてしまう……

次子「お!」

 と、次子くんが声を上げる。何かめぼしい物を見つけたらしい。

次子「アレなんて良いなぁ。うっし、ちょっと待ってな!」ダッ

小林「ちょっ次子くん!?」                                             オッチャン、2ツチョーダイ!デッカイノネ!>
                                                      アイヨ!ネーチャンノオッパイグライノデケーノヲサービスダ!>
 制止も間に合わず、次子くんは僕から離れて行ってしまった。            オーアンガト!ツギオナジコトイッタラセクハラデショッピクケドナ>
 向かう先は、何かの屋台のようだけれど……?                                     ヒィ!?オ、オマワリサンデシタカ!>

小林「……」


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