過去ログ - 京介「妹たちに安価で悪戯する」 その2
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14: ◆5yGS6snSLSFg[saga]
2011/06/17(金) 22:55:45.90 ID:yKWMl+Odo
まあ、それはおいとくとしてだ。

「私はどこでも……」

さっきから桐乃のテンションが異常に低い。
麻奈実のことが嫌いなのはわかってたけど、いくらなんでも下がりすぎだろ。

……そうか。もしかすると――

「あやせを取られたみたいで嫌なのか?」
「っ!?」

先を歩くあやせたちに聞こえないように、桐乃にそっと耳打ちする。

「……そんなんじゃない」

桐乃はそんなことを言いながらも、しっかり唇をとがらせ、前を行く二人を見つめている。

「今も腕組んだりしてやたら仲良さそうだもんな」
「…………」
「そう落ち込むなって。あやせだって、麻奈実に期せずして出会えてテンションが上がっちまってちょっと周りが見えなくなってるだけだろ」

別におまえを嫌いになったわけじゃあるまいし。

「それくらいわかってる」

そう言うだろうと思ったよ。頭では分かっていても心で納得できないんだよな。
自分の嫌いな人物と親友が仲良さそうにしてるのが気にくわないんだろう。
なんだかんだ言って、桐乃もまだまだ子供なんだな。大人っぽいからついつい忘れがちになっちまうけどさ。

「おーし! じゃあ、俺たちも手を繋ぐか!」
「はあ!? あんたいきなり何言ってんの!? どういうつもり!?」
「どうもこうもねえよ。俺が繋ぎたいから繋ぐ。文句あるか?」
「あ、あるに決まってんでしょ!? なんであたしが――」
「ま、そう言うなって。逆にあいつらが嫉妬するくらい俺たちの仲を見せつけてやろうぜ!」
「ちょ、ちょっと!? ま、待ってってば!」

俺は桐乃を連れて駆け出し、前を行く麻奈実たちを追い越して行く。

「桐乃!? なんでお兄さんと手繋いでるの!?」

当然驚くあやせ。

「よかったねえ〜、桐乃ちゃん」

のほほんと、訳知り顔で俺たちを見つめる麻奈実。
麻奈実のやつ、さてはこうなることがわかってやがったな?

「ふははは! 俺と桐乃の仲を裂きたくば俺たちを捕まえてみるがいい!」

そんな台詞をあやせに向かって吐いてみる。

「ま、待ちなさい! 桐乃、今行くからね!」

目の色を変えておってくるあやせから、俺たちは全力で逃げ出した。



夏休み、一三日目。夕方パート 安価成功?


夏休み一三日目終了

本日の好感度変動

桐乃 +2
麻奈実 +2
黒猫 +1
あやせ ±0


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