過去ログ - 嘘つきみーちゃんと壊れたまーくん
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:09:18.76 ID:NqDaqUcw0
インデックスの食べっぷりは驚異的だった。私と彼が1人前のラーメンを半分ほど食べた頃には彼女はもう残りの28杯ラーメンを食べ終えていた。あろうことか分けてほしそうな目でこちらをうかがっている。与えたのならば仲間に加わって一緒に魔物と戦ってくれそうな勢いである。
余りの暴食ぶりに見ているだけでお腹がいっぱいになってしまった私は残りをインデックスにあげる。彼女はとても喜んだ。なんだろう、ペットに餌付けしているようで愛らしい。
あ、そういえば、お金はもちろん彼持ちである。商品を受け取りお金を支払う際に彼の瞳から涙がこぼれていた。可哀想だと思う。嘘ですが。
「さて、飯も食ったし今日はもうねるか?みーちゃんは泊まってくよね?」
「そうですね。お言葉に甘えるとしましょう」
ここへ来る前にしばらく帰らないであろうことは保護者に許可を取っておいたので彼の提案を快く受けることにした。
「やったぁ! みーちゃん! 一緒に寝ようよ!!」
私の返事を聞くとインデックスがはしゃぎ始めた。一緒に寝るのもいい、と考えていると横から私のこめかみに穴が開きそうなほどの視線を感じた。
「……むぅー」
「一緒に寝るくらいで妬かないで下さいよ、まーくん」
その視線はやはり彼だった。――といっても私とインデックスの他には彼しかいないのだが――嫉妬の対称が女の子だろうと猫であろうと嫉妬されている、というのは嬉しかった
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