過去ログ - 嘘つきみーちゃんと壊れたまーくん
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/22(水) 19:16:48.92 ID:7ErNcv0Z0
「は?」」
私とインデックスの声が被った。
「だから、大五郎だよ」
「この愛らしい猫の名前が、ですか?」
嘘であってくれ。という願いを込めて問いかける私。しかし答えは無情であった。
「この愛らしい猫の名前が、大五郎だ」
「この小さく柔らかい猫も?」
彼女もわずかな希望を信じて問うたのだろう。彼女の瞳はひのきのぼうで魔王と戦う覚悟を決めた戦士のような色をしていた。
ようするに、怯えていた。
「大五郎だ」
やはりこの世には救いなど存在しないのだろうか、いや、まだである。突然に私とインデックスの耳が幻聴を捉え始めたのかもしれない。
自らの耳を疑うべきか彼の頭を心配するべきか、答えはすぐに出た。
私はインデックスと目を合わせため息をつく。そしてまたもや同時に言い放つ。
だめだこいつ、はやくなんとかしないと――
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