5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:12:14.42 ID:3t8PjP0Y0
「おぅ、わかった」
一夏にこういう風に女生徒が話しかけてくることは多い、それはそれは多い。一夏は女生徒に好かれる、まぁモテるからだ。
しかしさっきの女生徒はどうにもそういった手合いとは違ったように思えた、なにかこう・・・
思考を巡らせようとしていると周りの雰囲気が少し妙なことに気づく。捕食者が獲物を狙うような感じの。
弾は気づくべきだった。今まで一夏と弾が二人でいたことによりただ男子に話しかけに行くよりハードルが少し上がっていたことに。
その障害が取り払われた今、均衡が崩れた今。弾はライオンの群れの中においていかれたガゼルも同然。
弾は休み時間終わりまで女生徒からの質問攻めにおわれるはめとなった。
休み時間の終わりに、さきほどの女生徒と一夏が教室に帰ってきた。弾は一人だけ逃げた(弾目線では)一夏に対して恨み言の一つでも言ってやろうかと思ったが。
「二万個に増えたよ」
という言葉と頭のたんこぶ、少し前に教室に入ってきた千冬さん。この三つの要素でなにがあったのかを察すると弾は静かに親指を上げた。
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