123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/10(日) 20:32:41.88 ID:MlbfQ1hLo
「今日ね、教室でほむらちゃんを見たとき、嘘って思った」
「それでね、保健室に連れて行く時の会話で、夢でよかったって思ったの」
「でも、さっきのであれはただの夢じゃなくて、私達の未来なんじゃないかなって思うようになったの」
「ありえないっしょ、そんなこと」
冗談はほどほどにしてくれ。さやかはそう思った。
「でもあれが私達の未来なら、みんないなくなっちゃう…あのマミさんも名護さんも…」
最悪の未来がまどかの脳内に映る。
「うじうじすんな!絶対なんとかなる。私、ほむらの事信じてる」
「え…?」
さやかの言葉に唖然とするまどか。
「あれは現実だった。そして、私達はまどかの言う通りになっちゃうかもしれない」
「さやかちゃんだってそう思ってるんでしょ?」
まどかがさやかに同意を求める。
「私だって少しはそう思うよ。でもね、ほむらはそんな私達を救うために未来からやってきた
『正義の味方』なんじゃない?」
「でも私の夢じゃ…!」
夢のなかで戦っていたほむらは、化物の圧倒的な力に為す術もなかった。
「それは、まどかの夢の話。現実はきっと違うよ。私はそう信じてる」
さやかはそう思うことにした。
「ま、明日になったら詳しい話をしてくれるみたいだし、とりあえず帰ろ」
そう、全ては明日になれば分かることだ。
「バイバイ、まどか」
「う、うん。バイバイ」
そう言って、まどかはさやかと別れた。
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