279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/10(水) 21:41:40.05 ID:BwVaF+Hko
「ねえ、キュゥべえ。貴方が言ったのは全部本当なのね」
マミがインキュベーターに聞く。
「だから、そう言ってるじゃないか。なんども確認する必要はないと思うよ、マミ」
やれやれという風に首を振るインキュベーター。
「残念だわ、貴方とは何時までもお友達でいたかったけれど、それもここでお終いね」
「どうして少しの意見の齟齬から始まったことを憎悪するんだい?わけがわからないよ」
「私は貴方の存在が理解出来ないわ。消えて頂戴」
『いつも』のマミからは感じることのできない気迫だった。
「それともこの場で殺してあげようかしら」
ついにインキュベーターを殺すことで解決にいたろうとしたマミ。
しかしそれをほむらが止める。
「無駄よ。こいつは殺しても別の個体が存在する。ゴキブリのようにいくらでも出てくるわ」
「あら、そうなの。なら、早くしなさい」
「仕方ないね。ここでどこかへ行ったら僕が悪者みたいじゃないか」
「実際に悪だろう。いまさら覆すことができないぐらいのな」
始がインキュベーターに言う。
「まあ、まどかにさやか。命を投げ捨ててまでも叶えたい願いができたら言ってよ。
僕はいつでも準備してるからさ」
「するわけねーだろ、バーカ」
さやかがインキュベーターの言う事を否定する。
「じゃあね。まあ、まどかはいずれ契約せざるをえない状況になると思うけどね」
そう言い残し、インキュベーターは何処かへ行った。
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