380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/28(日) 21:31:14.83 ID:dITNUR5zo
―Side:さやか―
「ん?恭介から?」
恭介とメールアドレスは交換していたため、向こうがアドレスを知っているのは分かる。
が、怪我の以降は連絡はほとんどしてなかった。
もちろん、自分が恭介のお見舞いによく行くという理由もあったが、腕の動かせない彼がメールを送ってくることはなかった。
それが今日突然送ってきたのでなんだか変な感じだ。
メールを開いてみる。
するとそこには
『今日の4時、公園に来てほしい』
公園というのは家の近くにある人気のない公園のことだろう。
あそこは多少騒がしくても迷惑がかからない。
「って、4時?」
そのまま携帯で時間を確認すると、15:10と表示されていた。
「どうしたの?」
マミが尋ねてくる。
「あ、ちょっとこれから用事ができて」
「ん?いつの間にかこんな時間か。よし、君達2人を家まで送っていこう」
どうやら此処に来た車で家まで積んで行ってくれるらしい。
正直、ありがたい。
「じゃあな五代。カレー美味かったよ」
橘が席を立った。
「また来ますね。五代さん」
さやかも別れのあいさつをする。
「じゃあ、また」
五代が手を振って見送ってくれた。
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