392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/28(日) 21:38:11.64 ID:dITNUR5zo
渡が落ちていたグリーフシードを拾い上げる。
「何これ?」
渡はグリーフシードのことを知らない。
その渡にさやかが声を掛けた。
「あの、それ私に譲ってくれませんか?」
「あ、うん」
何の疑いもなく渡してきた。
明日にでもほむらに渡せばいいだろう。
「渡さん、あの姿は…」
恭介が渡の姿…キバについて質問する。
「ああ、あんまり人に話せないことなんだ。ごめんね」
「あ、はい」
そう言われると、恭介はここで引き下がるしかない。
「大丈夫だよ、恭介。あれは仮面ライダーって言って、正義の味方だよ」
とりあえず恭介に説明しておく。
「仮面ライダー?」
「まあ、とりあえずこれで置いといて」
他に説明のしようがない。
「用も済んだし、僕は帰るよ。じゃあね、2人とも」
そう言って、渡は再びマシンキバーに跨り、何処かへ行った。
「私達も帰ろっか。家まで送って行くよ」
「ありがとう、さやか」
少し歩いていて恭介が
「あ、バイオリン返しとけばよかったな」
「でも遊びに来てって言われたんでしょ?そのときでいいじゃん」
「それもそうだね」
恭介を支えながら、さやかは歩いて行く。
胸の奥にとても大きな幸せを抱えながら。
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