534:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/18(日) 21:27:31.83 ID:6qNL1h9Lo
まどかが目覚めると、剣崎が遠くを見つめていた。
気絶する前にさやかに危ないと言われ、その場で多い被されたのは覚えている。
だが、それ以上のことがわからない。
「剣…崎…さん」
とにかく、剣崎を呼ぶ。
弱々しい声。
とてもじゃないが聞き取れたとは思えない。
だが剣崎はその言葉を聞いたのかまどかの方へ振り向いた。
「丁度良かった。君に頼みたいことがある」
剣崎がまどかに近づき、ブレイバックルを握らせる。
「俺はもう行かなくちゃならない」
「なん…で…?」
ワルプルギスは倒した。
剣崎が何処かへ行く必要がないとまどかは思う。
だが、それは違う。
剣崎はイレギュラーだ。
その存在自体が在り得ない。
「俺は此処にいちゃいけない。俺と始が一緒にいれば統制者は俺達に戦いを強要する」
「橘さん達に言っといてくれ。ごめんなさいって」
そう言って、剣崎は誰もいない方向へ歩き出した。
「待って…」
だが、まどかの意識はそこで再び飛んだ。
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