554:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:05:48.51 ID:cPAEiyamo
魔女を倒した後、剣崎一真は悩んでいた。
(戻れるのか、これ)
勢いで変身したものの、人間の姿に戻れるかが心配であった。
(とりあえず、いつも通り…)
何の変化もない。
(ちょっとやり方を変えて…)
一度ジョーカーに戻り、そこから人間の体に戻る。
(成功!)
小さくガッツポーズをする。
「それじゃ、君は此処を真っ直ぐ行くんだ」
少女の目線に合わせ剣崎は安全な方を示す。
「多分もう会うことはないだろうけど、あの白い奴の言うことだけは聞いちゃ駄目だぞ」
少女の頭を撫で、その場を後にした。
「はあ…それにしてもあの人が仮面ライダーだったとはなあ」
あの人とは五代のことである。
「名前ぐらいは聞いといたほうが良かったかもな」
今更言っても遅い。
「ま、生きていればそのうち会えるかもな」
仮面ライダー同士、生きていれば会えそうな気がする。
「ん〜!」
大きく背伸びをし、剣崎は歩き出す。
剣崎が完全に一人になる時代はまだ来そうにない。
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