562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:10:07.58 ID:cPAEiyamo
既にプログラムに書いてある曲を全て弾き終え、後は最後のあいさつをするだけとなった。
「すごかったね。上条くんの演奏」
まどかがほむらに話しかける。
「ええ、彼の演奏は殆ど聞いたことがなかったのだけれどすごい腕ね」
そこらへんのプロでは歯がたたないであろうというレベルにほむらは素直に関心する。
「ふわぁ〜」
そしてほむらの隣では杏子が大きな欠伸をしている。
「杏子、失礼よ」
「わりいな。確かに凄いけど、あたしには長いのは無理だ」
まあ、そんなものだろうとは思っていたがそれでも失礼なものは失礼である。
すると、再びステージの袖からさやかが出てきた。
「皆さん、先程これで最後と言いましたが、実は次で最後です」
その言葉を聞き、会場がざわめく。
「今日は特別ゲストをお呼びしています。では、紅渡さん、どうぞ!」
その言葉を聞いた瞬間、名護、恵、健吾が口に含んでいた飲み物を吹き出した。
どうやら、彼等にも話していなかったらしい。
しかし、太牙だけは表情が変わっていない。
彼だけは知っていたようだ。
「め、珍しいわね。渡くんが大勢の前で演奏するなんて」
「ああ、あの日以来か」
「そういや、あいつんちで上条がバイオリン弾いとったなあ」
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