過去ログ - インデックス「はじめまして」美琴「」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/19(日) 20:31:26.84 ID:G6094CdD0
「えっ　　嘘でしょ！？　ねえ嘘よ・・・そう。うん。嘘よね、ないないないないあっはっはっは」
部屋の換気をしようとベランダを開けた少女は開口一番乾いた笑い声を上げた。
何で換気をするのにベランダを開けるかというと、この木造アパートは周りを新築のマンシ
ョンやらアパートに囲まれており、
窓を開けたとしてもこれっぽちも換気になんてなりゃしないのだ。

「私もついに幻覚まで見るようになっちゃたわけ？いくら落ち込んでてもこれはないわよねー」
とぶつぶつ呟きながら勢いよくベランダの窓を閉める。が、

ガッ
と音がしたと思うと、幻覚とやらが窓と壁の間に割り込んできた。

「えええええ　何すんのよ最近の幻覚って物に触れるの？学園都市の最先端技術かなん
か知らないけどさっさとお帰りになってくださいませー！」

少女が叫ぶ。

「ひどいんだよ！確かにびっくりさせたかもしれないけど僕はなにも悪いことしてないんだよ！
中に入れるくらいしてほしいんだよ！」

「喋ったぁぁぁぁぁ！？　布団の幻覚がしゃべったぁぁaaaa！？」

「だから布団でも幻覚でもないんだよ！！！」

「え？」

「え？」


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