10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/19(日) 22:22:57.05 ID:wRbJl8PA0
正午過ぎ――。正しく言えば一二時〇八分に注文し、一二時一三分に品物が自分の手元へと運ばれてきた。
それからチマチマちまちま食べ進めてようやくこの量まで敵を追い詰めた経緯を思い返す。
舌がヒリヒリし悶絶し、水をがぶ飲みしていた己の姿が脳裏を掠める。
ここまで来たのだ。苦労してここまで来たからには、勝ちを取りに行かねば女が廃る……っ!
(お、女には、負けられない闘いがあるのです! とミサカは拳を握ります……!!)
ごくりとつばを飲み込む。
スプーンを握る右手を振り上げ、その時を待つ。
十秒前。九、八、……………三、二、一。
ゼロ。
脳内で、再戦のゴングが響き渡った。
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