33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/06/20(月) 10:16:37.24 ID:8OnljcsQ0
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たまたま、最初に手つなぎ鬼の手を繋いだだけよ。
−ver 沈利−
空に浮かぶ綿あめの形をした雲、
喫茶店へと入るドアの傍らに置いてあったプランターで咲き誇るパンジーの香り、
当たらなくなった天気予報のせいで、持ち歩くようになった水玉のおりたたみがさ。
一つ一つのパーツが溶け合う様に混ざり合い、嵐の前の静寂を作りだす。
雀のなぎ声が遠くで聞こえた。
青と白のコントラストが美しい昼下がりに、さっさと梅雨入り備えて巣の修繕に勤しんでいるのかもしれないわね、と柄にもなく考えた。
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