過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その30
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960: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2011/07/29(金) 23:01:59.15 ID:WNs0q2Yao
天才「……」

魔物であるアバドンは殺せても、人間である東方副司令は殺せない。

もっと正確な言葉を選ぶとすれば、殺させたくない。

万が一に備え特殊遊撃を海峡へ配置したのはそういった考えからだ。

天才と隊長、この2人以外は直接己の手で人を殺めた事はないはずだ。

天才(俺様がやるっきゃねぇ……が、他の奴らも意識して……)

召喚士「……っ」

大軍師「引き摺りだすどころか、一向に底がみえませんよこれは……」

天才(動きは硬てぇし……魔力は押さえてるしでサッパリだな……)

多くの戦いを経験してきた彼らにとって、アバドンは強敵ではあるが、

これだけの熟練者が集まっていれば、勝てない相手ではないはずだ。

しかしながら、経験を重ねたからこそ生じる経験もある。それが危険予測である。

「この敵を倒した後、更に強い敵が出るかもしれない」、そういった余計な

予測、概念が魔力や体力を無意識ながらに押さえ込んでしまう。

決して悪い事ではないが時として足枷になる事も確かである。


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