104:A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x[sage saga]
2011/07/15(金) 23:12:01.21 ID:NYz2bdO/o
「よし落ちつけ、よく考えよう、これはどういうことだ」
傍で聞こえる規則的な自分のものじゃない寝息
体に感じる柔らかい感触
そして目の前にはプルっとした唇と長いまつげ
「しかも俺ソファで寝たのにどうしてベッドに居るんだ!?」
お約束がすぎるだろさすがに!
「んん…うるさいです…」
と、黙らせるためかどうかはわからないがアリサは俺をきつく抱き締める
それに合わせて柔らかい二つの物体が押し潰される感触がする
エマージェンシー
これはやばい
いつもからかってはいるがアリサは本当に可愛くて俺の嫁にしたいくらいなんだがこういう状況では本当に俺は弱い
だって考えたこともねえんだもんよ!!
ていうか俺自身何考えてるかわからねえ!
とりあえず脱出…脱出を…
と、アリサの腕から逃れようとするが、微妙にパニックになってるせいかうまく抜けられない
「落ちつけ…そうだ、落ちつくんだ、深呼吸しよう」
深呼吸するたびに香るアリサの甘い匂い
違う!逆効果だこれは!
と、そうこうしてると
「ホントうるさいですよ…誰ですか…も…う…」
ついにアリサが目を覚ました
そして俺とばっちり目が合う
「お、おはようございます、お嬢様」
「へ!?え!?いやあ!!」
バシン、と乾いた良い音が部屋に響いた
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