過去ログ - 兄妹SS(仮)サブイベント集
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97:A1h4hQOe0 ◆3KKT9vrQyY7x[sage saga]
2011/07/15(金) 23:07:02.40 ID:NYz2bdO/o
何だかんだ理由をつけて、飯や菓子をふるまっている
時に俺から、そして時にアリサから、それぞれ誘い、誘われる
俺はアリサが料理を美味しく食べてくれる姿を見るのが好きだし
アリサはアリサで俺の料理を気に入ってくれているらしい
しかし、ここ最近俺への対抗心か、カノンやジーナ(試食役)も参加してくることがある
俺は料理好きとしてカノンに負けるわけにはいかないからこうやって練習も兼ねてアリサに料理をふるまっている節もある
ここ最近カノンは新作のブラストクッキーを完成させたそうだ
要注意だな…
ん?アリサは自分で料理しないのかって?
そんなの部屋の散らかり具合見たらわかるだろ、あっはっは!
「リーダー、今失礼なこと考えましたよね?」
「何故に断言?確かにその言葉を完全には否定できないが」
「何考えたんですか?」
アリサは疑いの目を向けてくる
「大したことじゃないよ、ただアリサは家事が出来ないなって思っただけだし」
「ホントに失礼ですよ!女の子に対して!」
「それを俺が補ってやればいいことだろ?ほら、まさに夫婦」
「いつまでそのネタ引き摺ってるんですか!」
アリサは家事全般が苦手らしい
病院生活も長かっただろうし、そのせいかな
ま、そういう部分は本当に俺が補ってやらないとって思ってる
いつかは全部アリサ一人で出来るようになればいいんだけどなあ
「せめてアリサもバレンタインチョコくらいは作れるようになってほしいなあ」
「作れてもリーダーにはあげませんよ」
「そ、そんな…ということは私をもらってください的な?さすがにそれはちょっと早いんじゃないかなあ」
「どうしてリーダーの思考回路はそうポジティブに捻じ曲がってるんですかね!?」
アリサの突っ込みスキルの上達に感心しながら俺はホットケーキにパクつく
バターの塩気とハチミツの甘さが混じり合ってとてもうまい
今度はもっと凝ったモノを作ってみたいな…
で、だ
「御機嫌は直りましたか?お嬢様?」
俺は立ち上がり、恭しくお辞儀をする
まるで専属の執事の用に
「…べ、別に…最初からそんなに怒ってないですし…」


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