142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/23(木) 20:35:20.26 ID:rSmKbl/k0
「―――――!」
シオンは、言葉を続ける。
「貴女は元々ただの一般人で…その目ができるまでは普通の中学生として過ごしてきた」
「ですからこのような血生臭い日常など、耐えがたいものが幾つもあったでしょう。――ですが、それを貴女は乗り越えて、ここまでやってきた」
「シオン、さん――」
「だから、きっと貴女は大丈夫です。自信を持ちなさい佐天涙子。
ここにいる私たちは皆――貴女の頑張りを知っているのですから」
その言葉に、佐天はどこか救われたような気がした。
再び、ゆっくりと佐天は眼鏡を外す。
そして彼女は言った。
「ありがとうございますシオンさん、リーズさん。最後です、もう迷いません。
―――――必ず、ワラキアを倒しましょう」
その眼に映る色は、虹。
そしてその目に宿す想いは、決意。
もう、彼女は迷わなかった
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