過去ログ - 佐天「直死の魔眼?」
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37:あ、やべ重複[saga]
2011/06/21(火) 23:42:06.45 ID:Y9YFUXKA0


「それにしても――」

いよいよシエルが容量オーバーで熱を吹き出しそうになっていたその時、ふとシオンが呟いた。


「うん?どうしたシオン。君も遠野志貴に会いたくなったのかな?」

と言われ違いますと即座に否定するシオン。
シエルはああいう態度を私も身に付けるべきだなと心密かに思う。


「いえ、大したことじゃないんです。ただ今回のタタリ討伐、気付けば主戦力は両方とも協力者になってしまっていたなと思っていたんですが…」


その言葉を聞いて先程の空気が少し変わる。

これについてはリーズバイフェもシエルも、何か思うところがあるようだった


「――しょうがないですよ、シオン。何せ相手が相手です。
今回はたまたまイレギュラーが出揃っただけっていう話ですよ。私達の役割は別にある」

姿を現したタタリ

この余りにも強大なイレギュラーに立ち向かうには、同じイレギュラーでなくては駄目なのだ。

直死の魔眼や幻想殺しが、そこに当てはまる。


「そうだな、彼らのサポート。いかに彼らの能力でタタリを倒すかが、今回のポイントになる――。私もガマリエルを用いて、全力で彼らを助けることをここに誓おう」


「私も同じく、誓います。
シオン、あなたの気持ちは私なりに察しているつもりです。何せワラキアは、あなたの――」

「代行者、その心配は杞憂だ」

シエルが何か言いかけたところで、それを遮る。


シオン「私は以前の三咲町の経験を通じ、ワラキアとは決別することができた。もう私個人の復讐はおわっているんですよ。
だから、大丈夫―――」

「シオン――」

以前とは違う、シオンの強い言葉
それは三咲町の件により、確実に成長をした彼女を暗に表していた。


なんだかそれが少し嬉しくて、リーズバイフェはクスリと笑った。


「明日は、勝ちましょう。ワラキアを討伐し、この学園都市に平和を――」


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