85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/06/22(水) 20:52:30.56 ID:Ys+V9ieO0
「……つまらん、この程度か幻想殺し」
「ぐっ……!」
「もう少しやってくれるんじゃないかと期待していたが……。興醒めだな。何が幻想殺しだ」
そう七夜は本当につまらなそうに吐き捨てた。
彼の目から、期待が消える。
「もういい、ここで[ピーーー]。
俺はお前を殺し、また別の標的見つけにいく」
標的とはすなわち、殺しの的のことだろう。
殺人鬼――。上条の頭にそんな単語が浮かんだ。
「やらせる、かよ…。俺はまだ、がぁ!?」
「喋るな、偽善者が。……全く、これならまだ俺と戦った時の方が、愉快だった」
「…………?」
何の事を言ったのか上条にはわからなかったが、それどころじゃない。
それよりも、ゆっくりと心臓に迫る死を彼は――
「ちょい待った。思い切りよすぎるんじゃない?それは」
ふと、そんな声が聞こえた。
399Res/149.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。