過去ログ - 絹旗「ナイトロジェン!」黒夜「シスタァァァズ!!」一方「……その2だァ」
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300: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:25:06.77 ID:uu+1Utjio

 購入したゲーム及び予約特典の収められたビニール袋を胸に抱き、食蜂操祈は上機嫌で早足気味に歩いていた。
 金曜日の午前中と言う時間帯でありながら、彼女が一路目指すのは寮の自室だ。学校は当然のごとくサボリである。
 今日購入したゲームのジャンル上、流石にルームメイトである後輩が居る場ではプレイし辛いため、取り敢えず彼女が学校に行っている真昼間の間にひたすら堪能する心づもりだ。
 その後は後輩が帰ってくると同時に食事と仮眠を取り、邪魔者が寝静まった夜中に起きてまたプレイ、というのがこの種のゲームが発売される月末あたりの、彼女のライフスタイルであった。
以下略



301: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:25:33.71 ID:uu+1Utjio

 激痛――とすら認識できない、体をバラバラに砕かれたような衝撃が骨髄の奥まで響き渡り、乱反射を繰り返す。
 意識は酷い明滅を繰り返し、三半規管の狂いとあいまって自分が今何処を向いているのか、どんな状態なのかさえ理解出来ない。
 背中にまた衝撃。地面かと思ったが違った。ぶつかったのは通りの向かいの壁だ。そのまま今度こそ地面に肩口から落下し、そこに至ってようやく痛みを認識する。
 地獄であった。足の先から頭のてっぺんまで、絶えずハンマーで殴りつけられているような激痛が走り続け、食蜂はギィギィと声なき声で喉を震わせて地面をのたうち回る。
以下略



302: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:26:39.26 ID:uu+1Utjio

 地面に這いつくばったまま無意識にズリズリと地面を頬ずりしていた食蜂の額に、少年の手が添えられる。
 途端、嘘のように痛みが引いていった。
 徐々に覚醒していく意識。先程までとの余りの落差に、ひょっとして自分は夢を見ていたのではないかと疑ったが、地面に這い蹲る自分の姿と、バツが悪そうにこちらを見下ろす白い少年の様子から、

以下略



303: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:27:30.70 ID:uu+1Utjio

少年「あァー、まァなンだ……悪かったな。医者に行くようなら、連れてくが……」

食蜂「いえ……まずはアンチスキルに連絡――」

以下略



304: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:27:53.94 ID:uu+1Utjio

少年「あン? 何を探して……あァ、これか?」


 キョロキョロと辺りを見回す食蜂に、少年も気づいたのだろう。
以下略



305: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:28:19.64 ID:uu+1Utjio

【常盤台中学女子寮】


 気が付くと、食蜂操祈は一人ポツンと寮の自室に佇んでいた。
以下略



306: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:28:59.71 ID:uu+1Utjio

食蜂「あぁー、もうなんなのよこれぇ……」


 ヒンヒンと涙目で鼻を啜りながら、擦り傷にまみれた手足にチョンチョンとマキロンを塗っていく。
以下略



307: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:29:35.56 ID:uu+1Utjio

――数分後。


食蜂「ぬわああああああああああああぁー!!!」
以下略



308: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:30:22.65 ID:uu+1Utjio

 もしこの噂が学園都市内に広まろうものなら、もはや自分の力で改竄することも不可能だ。とても一人では手が回らないし、それほどの大規模な改竄を行えば、確実にアンチスキルが動く。
 となれば残る手立ては一つ。噂が広がる前に、根元を絶つより他はない。


以下略



309: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/11/17(木) 18:33:30.71 ID:uu+1Utjio
以上です。

いやなんというか、一ヶ月も開いてしまいまして……
しかもまた主役二人が出ていないというね……
まぁその、ホントはね、絹旗のね、話を書こうと最初は思っていたんですけどね…
以下略



310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/17(木) 18:37:31.77 ID:GHXxyDRWo
みさきちかわいいよみさきち
でも総女装18禁はニッチ過ぎるよみさきち
せめておとボクにしとこうぜみさきち


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