過去ログ - 絹旗「ナイトロジェン!」黒夜「シスタァァァズ!!」一方「……その2だァ」
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87: ◆Y1L4z5aia2[saga]
2011/07/27(水) 19:53:35.15 ID:Nzn3jUizo

 壁を突き破って現れたのは、酷く細身の少年――のように見えた。
 一体どういった現象か、体の輪郭がブレるようにぼやけており、良く判別がつかない。
 おまけに、不愉快な耳鳴りが酷く鼓膜を苛んでいた。

 動揺しつつも咄嗟に引き金を引く。しかし銃弾は、少年の表面に小さく火花を散らしただけで逸れた。
 驚愕に言葉が詰まる。
 少年が接近してくる。その指先が軽く触れただけで、電流に撃たれたようなしびれを手に残して拳銃が弾かれた。


フレンダ(コイツ、まさか体の周囲を振動させて――!?)


 少年の手が顔面に迫る。逃げられない。そう覚悟した瞬間――


――ドゴォオ!!


 今度は天井が崩れた。




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