31:にかう[saga ]
2011/06/30(木) 05:46:15.50 ID:zPZVM3720
A井「………」カタカタカタカタ
A井「もう少しだ。もう少しで………」
学園都市―とある学区のとある研究所の一室。そこではほぼ1スレぶりかの出番である、研究員A改めA井研究員が一心不乱にパソコンと睨めっこをしている。
A井「これが私のラストチャンスだ。これで失敗したら、もう私に居場所はない………それどころかこの歳でハロワ通いを余儀なくされてしまう」
A井研究員は震えていた。その瞳は生気がなく焦燥しきっている。先日四人のレベル5と数十の武装した妹達に研究所ごと襲われた影響もあるだろう、今、彼が行っている計画はまさに人生の最後の山場、IH予選の湘北よろしく「がけっぷち」なのである。
A井「……湘北は、海南に負けてから連勝したんだ。だからできる。私にはできる。この私に、不安要素はなぁい!!」カチッ!
そう叫び、ENTERキーを勢いよく叩く。そして彼の右横には人がそのまますっぽり入ってしまいそうな巨大ビーカーが。そのビーカーは空ではなく、一人の少女らしき姿が見える。
A井「さあ、目覚めるのだ番外個体!! 奴らに、目にモノ見せてやれ!!!」
番外個体「………」パチリ
A井「見てろよ、一方通行!!」
意気軒高に叫ぶA井くん。どうでもいいが、湘北をリスペクトするのは良いけど、先ほどの不安要素がどうのというのは、陵南の田岡監督のセリフではなかったのか。
A井「うわははははははは!!」
―学園都市に、一人の中年研究員の高笑いが木霊する―
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