過去ログ - QB「マサムネのきれあじをきみらのからだであじわうといい!」
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2011/06/23(木) 20:48:45.11 ID:MDMzsrWe0
ーーー まどかの村の学校 −−−
まだ級友が誰も来ていない、通いなれたこの教室。
早乙女和子先生は、ただ黙ってまどかの話を聞いていた。
じっと考え込んでいた後に、先生はこう話したのだ。
和子「そう・・・鹿目さん、行ってしまうのね」
まどか「はい。絶対に、ママを見つけてみせます」
和子「それなら話しておきます。世界は、古き神々がお創りになられました」
まどか「はい、授業でちゃんと聞いていました」
和子「彼らの遺産は、多くがソウルジェムとして世界中に散らばっています」
まどか「・・・そうでしたっけ?」
和子「ハァ・・・鹿目さん、あなたが幼い頃に詢子から受け取ったそれは、
そのうちの1つなのですよ?」
まどか「これが?」
まどかは懐から”精霊の鏡”を取り出す。
不思議な宝石だとは思っていたが、神話に伝えられるほどの
宝物だったとは思ってもいなかったのだ。
和子「いいですか、ソウルジェムはそれぞれに大きな力を秘めています。
その力を持って、自らを新しき神々と名乗る者さえ居ます」
まどか「なんでそんな物を、ママが?」
和子「詢子は、ソウルジェムを集めていました。
その力を、誰かに悪用されたりしないようにね」
その言葉を聞いて、まどかは母親の事を誇らしく思っていた。
幼い頃から、こそこそと窓から抜け出ていく母親を見ていた彼女は、
母親のやってきた事が何なのか、まるで知らなかったのだ。
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