39: ◆GLPLA.M.6I[saga]
2011/07/03(日) 11:31:52.23 ID:Ig7QPECA0
ついに迎えた期限の日、日が暮れ篝火が焚かれる時間になってようやく唯麻呂が現れました
「中納言唯麻呂、只今戻りました。あずにゃ姫、こちらが『燕が産んだ子安貝』になります」
「よく戻られた。では、父様、母様、改めを……」
「翁殿。改め、お願いいたしまする」
「承知致した。では、改めさせてもらうぞ」
翁は唯麻呂から子安貝の入った箱を受け取り、嫗と共に中を改めました
「うむぅ……これは……どう思う?婆さんや」
「多分……それですね……お爺さん」
「父様、母様、それは子安貝では無いのですか?」
「うむ、子安貝ではないな……」
「梓姫もご覧なさい」
「では失礼して……こ、これは……」
「どう見ても違うじゃろ?……あーもー年寄り言葉めんどくさい!これからは普通に話そ、ね!」
「もぉ……純ちゃんたら……」
「でさぁ、梓もこれって絶対に違うと思わない?」
「ま、まぁね」
「ね!どう見ても『燕のフンがついた卵の殻』だよね!」
「ほぇっ!?そうなの!?」
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