過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/25(土) 20:59:27.19 ID:SF807S7Y0
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ちょうど人鳥が不幸(超幸運)な目に合っている頃……。


――――土御門元春は機嫌が悪かった。

「上やん、これはどういう事だぜよ…?」

「いや…あの…その……」

土御門の目の前には、上条当麻が申し訳ない表情をしていた。

「上やん…、お前って奴は…」

「すまん、本当にすまん!!」

上条は手を合わせて土御門に謝る。


――――では、なぜ上条は土御門に謝っているのだろうか?

○集合場所は第七学区のセブンスミストの前の公園。

○集合時間はに午前九時集合。

○所持金はそれぞれ3千円前後。

○出来るだけ動きやすく、且つ目立ちにくい恰好で来るように。

○今日は第七学区の北側から東側を捜索し、“刀”にまつわる情報を収集する…。

○もし出来るなら、その“刀”を回収する。

これは土御門が、昨日あらかじめ上条にメールで伝えた、今日の予定と集合場所と時間などだ。

上条はそれをキッチリ守ってやって来た。

何らかのトラブルで時間に遅れたなり、溝にハマったなり、犬に噛まれてズボンが破けたなり、財布を落としたなり、道に迷ったなり、車に轢かれたなり、不良・強盗・通り魔などに襲われたなり、幾つか“不幸”な体験をしてからここへ来るのが上条当麻という人間だ。

いつもの上条なら、大量の不幸と生傷を身に着けてやってくるはずだろう。


しかし、今日の上条は違った。

集合場所を間違えず、集合時間の一〇分前に到着。

財布もしっかりポケットの中にあった。

服装は注文通り目立たない恰好。

生傷どころか服には泥汚れ一つもない。

完璧だ。やっと、この超絶不幸体質の男が一人で無事にここまで来るとは……。

土御門は、息子がはじめてのお使いから帰ってきた時の母親よろしく、感動した。

しかしその時、土御門は信じられない光景を目にする。

そして、彼の機嫌の悪さはそれが原因なのだ。


「上やん…説明してくれ……なんでコイツがいるぜよ?」

「……面目ない…」

上条は頭を下げる。


「上条当麻、なぜお前が頭を下げる必要があるのだ?」


上条の隣には、吹寄制理が立っていた。

「……はぁ…」

土御門は頭を抱え、溜息をついた。


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