過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 00:24:04.79 ID:ULcpXQiJ0
「………」

「…………」

「ほれ、なんとか言え。それともなんだ、私にはどうしても言えない用事だったのか?……だったら尚更、私がついて行かなくてはならんな」

「あ、いや違うんだにゃー。ず、ずっと正座だったから、足が痺れていきんだにゃー。だから黙っちゃったんだにゃー。あと、俺は元々汗っかきなんですたい、だから汗が凄いんだにゃー。はあははははは」

土御門は自然に大笑いする(ようには見えなくはない)。

そんな土御門はサングラス越しで上条とアイコンタクトをとる。

(上やん、なんでもいい。どんなことでもいい。吹寄を誤魔化せる嘘を何とかして言え!!)

(はぁ!?ふざけんな!!お前知ってんだろう!?俺が嘘つくのがド下手だってこと!!)

(いいからお前が行け!!)

(嫌だよ!!大体お前、学園都市とイギリス清教のみならず、数々のスパイをしている多重スパイさんじゃございませんでしたか!?嘘なんてテメーの専売特許じゃねぇか!!)

(うるせぇぞ上やん!いいか!?こいつは今、俺のいう事なんてミジンコ一つも信じちゃいねぇんだぞ!?でもお前のいう事はある程度なら信じる!!絶対にだ!!)

(なんでそんな事を言えるんだよ!?)

(長年スパイとして生きてきた勘だ!!)

(なんだよ!?結局は勘かよ!?)

(いいから行け!!……はい!サン、ニー、イチ、キュー!!)

(な…ええい!!コンチクショウクソッタレェ!!)

「……ふ、吹寄!!」

「……ぅおっ!?…なんだ?いきなり大声で…」

(よぉし、行けぇ上やん!!)

「じ…じ…じ…実は!!(考えろ…考えろ…考えろ…)」

「うん」

「実は!」

上条は一旦大きく深呼吸し、何か決意したように顔を真剣にした。

「実は!!」

そして、土御門の肩を抱き寄せて、叫んだ。





「実は俺、土御門と付き合っているんだ!!!」





「……………」

「……………」

「……………」

その時、時間が止まった気がした。

土御門は何が起こったか、わからなかった。

吹寄は上条が何を言っているのか、わからなかった。

そして当の本人である上条も、自分が何を言っているのかが、わからなかった。

沈黙の空間と時間が三人を……いや、周囲にいたカップル・女子高校生のグループ・子供連れの親子……、そこに見合わせた全員が上条の爆弾発言で黙ってしまった。

遠くから、パシャッ…。と写メを撮った音がした。


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