過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/01(金) 00:58:16.19 ID:PhirjRZ40

「御坂さん、足見せて?」

と、美琴は右足を冥土返しに見せる。

「……うん?御坂さん、何したの?傷口がもう塞がっている…」

「ああ、私考えたの。自分の体に…傷口の患部とかに電流を流せば、自分の体が活性化されて、傷の治りがメチャメチャ早くなるかもって」

「……因みに何V流したの?」

「そうね……。大体5000万Vくらいかな?そしたら見込み通り傷がグングン消えて行ったのよ。大覇星祭は明々後日だし、私がいなきゃ常盤台が敗けちゃうからね?」

美琴はエヘンッとした表情だった。

「流石ですわお姉さま!こんな高等技術を使えるなんて!!」

「へへんっ、どんなもんですか!」

この芸当は恐らく、美琴が夢で見た七花の過去…『悪刀 鐚』の能力を応用したのだろう。

しかし…。

「御坂さん…君、あまりそれしない方がいいよ?」

「へ?なんで?」

「だって、それって電気の力で細胞を活性化させて傷を治すってことだよね…?」

「……はい…」




「……それって、自分の寿命を削ってるようなものだよ?」



「…へ?」

美琴はキョトンとした。

「だって傷を治すって言うのはね?患部にある細胞が分裂して増殖し傷口の端と端を繋いでいるんだけどね?。でも人間の細胞分裂の数は決まっている。だから、急激にそれのペースを上げるってことは細胞が死亡する日にちを縮めているんだ。しかも細胞分裂を早めるってことは老化の促進を加速させている可能性もあるんだよ?」


「」

美琴はカチーンと固まった。

「だから、もうしない事…わかったね?」

「は…はい」

「でも、もう傷は治りかけてるかなね?白井さんと一緒に退院できるよ?」

「はい…ありがとうございました」

「まぁそう気を落とさずにね?寿命が縮んだって言っても、たかが何日何時間の話だから……きっと」

「………きっと…ですか…」

その日、美琴は朝食をあまり食べられなかったそうだ。

その理由は単に病院食が味気なかったのか、それとも別の理由か。


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