過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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[sage saga]
2011/06/25(土) 01:11:27.14 ID:SF807S7Y0
あははは…うふふふふ……。
今度は二人一緒に仲良く撫でまくる。
「…………」
少年は周りを見る。
「羨ましい……」「……チッ…狙ってたのに…」「ああ…あたしもモフモフしたい……」「…ゥッヘヘヘヘ…ウマソウ…」
周りで自分たちを見ている人達は皆、佐天と初春を羨ましそうに見ている。……一人ヨダレを垂らしている人がいたが、見なかったことにしよう。
「…………ハッ…いけないいけない…」
子供…少年の、非常に困惑した表情に気付いた初春は正気に戻った。
「佐天さん!その子、困っているじゃないですか!放してやってください!!」
初春は佐天に叱る。
「え〜……しょうがないな〜」
「え〜じゃないです!」
「び〜」
「び〜でもありません!!」
「……ちぇっ…」
佐天は渋々少年から手を放す。
「………やっと解放された……」
少年はゲッソリとした顔で地面にひれ伏す。
「ねぇ僕、君の名前は?どこから来たの?」
そんな少年に初春はお手本通りの質問をする。
「………」
「ねぇ?」
「お、お、お前らなんかに、な、名乗る名前は、な、無い!」
しかし少年は(どもりながら)反抗する。
そして立ち上がって尻をパンパンと払い、走って逃げだした。
「はいっ!ちょっと待ったぁ!!」
そんな少年を佐天はサッカーのゴールキーパーよろしくダイビングキャッチした。
「しょ〜ね〜ん、お姉さん達が親切丁寧に質問しているのに、その受け答えはないよね〜……そんな君にお仕置きだ!コショコショコショ!!」
「アハハハハハハ!!」
佐天は少年の脇腹をくすぐった。
「アハハハッ……やめ…やめて……アハハハハハハハハ!!」
「止めてほしかったら、誠意を示さないとねぇ!!コショコショコショコショ!!」
「止めてあげましょうよ、可哀そうです」
「はいはい」
佐天は少年の脇から手を放す。
「……はぁ…はぁ……。な、なにしゅるんでふかぁ……」
笑い過ぎて、紅くなった顔と舌足らずになってしまった少年の口調に、思わず佐天と初春…それと周りの見物人一同はキュンとなってしまった。
「ボ…僕?君の名前は?どこから来たの?」
またお手本通りの質問をする初春。
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