過去ログ - 紬「ね、私を連れ出して?それで一緒に踊るの」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 00:07:14.54 ID:IDuT0c1r0
さわ子「ね、ムギちゃんはこっちに来て、どれぐらいになる?」

紬「そうですね…、もう…、五年ぐらいですか?」

さわ子「そう…」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 00:22:18.84 ID:IDuT0c1r0
・・・

紬「着きましたよ、さわ子さん」

さわ子さんは長いフライトの影響かそれなりに深く眠っていたようで、まだきちんと覚醒し切れてはいないようだった。
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 00:52:55.53 ID:IDuT0c1r0
さわ子「意外と普通の家ねえ?」

紬「それは…、って、はい?」

さわ子「えー、だってだって、車はこんなんだし、実家はあんなんだし、別荘もあんなんだし、それ
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:06:11.46 ID:IDuT0c1r0
・・・

さわ子さんはティータイムスタンドを見て、はしゃいだ様子を見せている。

さわ子「これよねー、本場って感じで、この二段のスタンドがねぇ…、あー、テンション上がっちゃうなぁ、スコーンも良い香りだし…、これ焼き立てよね?」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:10:37.60 ID:IDuT0c1r0
さわ子「私のところにお嫁に来ない?」

上手い返しが出て来なくて私は少し口ごもる。

紬「えっと、いや、その…」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:11:27.16 ID:IDuT0c1r0
さわ子さんは、私がそんな風に考えているのを知ってか知らずか、スコーンを三つほど、ビックリするようなスピードで平らげる。

さわ子「あー、美味しかったわ。それに紅茶もね。久し振りに入れて貰ったムギちゃんの紅茶、やっぱり最高だったなぁ」

紬「お粗末さまでした」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:13:51.14 ID:IDuT0c1r0
ムギ「はい…、何で…、しょう…?」

さわ子「ここには一人で?」

ムギ「ええ、今は」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:15:08.87 ID:IDuT0c1r0
そう、ルームシェアをしていただけですもの。

さわ子さんは、フッとと真顔に戻って言葉を続ける。

さわ子「ねえ、この部屋って…」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:20:48.87 ID:IDuT0c1r0

・・・

私の同性愛者としての人生は、今から遡ること十年ほど前、周囲のストレートな人間達が異性に興味を持つのと同じ頃にスタートしている。

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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 01:38:10.72 ID:IDuT0c1r0
確か、それは新緑の季節、五月の放課後の事だったと記憶している。

私は頭の中で何度も描いたファンタジーを現実のものをとすべく、行動を開始した。

紬「ねえ、○○さん」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/25(土) 04:09:23.43 ID:IDuT0c1r0
同「い、い、いないですよ!?な、な…、急にそんなこと…」

紬「そう…。○○さんてクラスの周りの方より大人びて見えたから…、その、ごめんなさいね」

同「い、いえ、構わないです。あ、あの…」
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