過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:01:28.82 ID:iNmol0qk0
「……ふう」

「澪、おつかれ〜」

先ほどの少女が耳栓を外しながら登場する。

「ああ、お疲れ律。……って」

澪が律と呼ばれた少女の方を振り返ると、彼女は血まみれであった。

「――い、いやあぁぁぁぁぁぁ!!!」

「な、どうした澪!?
……ああ、この血か。返り血だよ、あたしのじゃないから安心しろって。ちょっと本気出しちゃってさ〜」

「そ、そうか、びっくりした……」

「……ったく。こんだけ人殺しまくってるくせに、相変わらず自分自身とかあたしの血には慣れないよな〜」

「しょうがないだろ! もともとこういうのは苦手なんだから……
……こいつらは、もう人間だと思わないようにしてる。そうじゃないと、やっていけないから。
だけど、やっぱり自分とか律の血は……怖いよ」

「……悪かったな、澪。
じゃ、これからは血出さないように、寸止め首折りキックの練習しとくからな!」

「そんな生々しく言うな! さあ、早く回収して帰るぞ。『警備員』が来る」

律が男たちの持っていた金属製のケースを回収し、二人は走り出す。

「うわ、ベコベコじゃん、このケース。相変わらず澪の能力は強いな〜。
けど音がでかいのが難点だよな、使ったら即退散しなきゃいけねーし」

「範囲を狭めるように努力はしてるんだけどな……」

「ま、ここんとこ無敗だし、いいってことよ!」

二人は路地裏を抜けて道路へと出る。
そこにはあらかじめ用意してあったバイクがあり、律が前、澪が後部座席にまたがり、去っていった。


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