過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 14:07:30.66 ID:iNmol0qk0
「セキュリティを弱くしといて待ってたら、本当に釣れるとはな。
てめえら、能力体結晶を狙ってきたんだろ? ったく、俺らの研究を無意味だの悪あがきだの散々罵ってくれた上に、
能力体結晶をよこせだあ? ふざけるのも大概にしやがれ」

「……なんの話だか知らないが、私たちは依頼を受けてきただけだ」

「ケッ、下っ端かよ。面白くねえな。さっさと死ね!」

(まずい! いちかばちか、やるしかない――)

澪が能力を発動しようとした瞬間、今まで黙っていた梓が突然口を開いた。

「解析終わりました。スイッチオフです」

「――え?」

突然、大きな音を立てて駆動鎧が膝から崩れ落ちた。照明が消え、あたりが再び真っ暗になる。
銃口にあったエネルギーの塊は既に消えていた。

「な、馬鹿な!故障だと!?そんなことがあるはずが――」

ぽかんとしている澪に梓が激を飛ばす。

「何やってるんですか! 今です!」

「……あ、ああ!」

澪がすかさず衝撃波を放つ。至近距離からの直撃を受けた駆動鎧は大破し、吹き飛ばされた。

「……ふう、なんとかなったな。ありがとう、梓」

「……いえ。本当は、無理やり電源を落とそうとしたんですけど、銃が暴発したらまずいと思って……
解析して安全にスイッチを切ろうとしたんですが、あの機械、すごく複雑で時間がかかってしまいました、すみません」

「お〜い、澪、梓、大丈夫か〜!?」

律たちが駆けつける。

「ああ、梓ががんばってくれたおかげで撃退できたよ」

「梓ちゃん、大丈夫? よかった〜」

唯が梓に抱きつく。

「ちょ、ちょっと唯先輩!?」

「うふふ、無事で何よりね」


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