過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/06/26(日) 14:38:30.93 ID:iNmol0qk0
「あ〜、相対性理論ってやつでしたっけ? ちゃんと勉強しとけばよかったなあ……」
「ま、あくまで仮説よ。そう考えればつじつまが合う、ってだけ」
憂の『能力吸収』は、『自分だけの現実』による現実世界のゆがみの程度を自由に増減できる。すなわち、AIM拡散力場を広げたり縮めたりできる。
その結果、相手の『自分だけの現実』が自らのAIM拡散力場の影響下に入り、それを観測することができる。
本来はそれだけの能力であり、半径100メートル以内の能力者の居場所がわかる程度。
即座に演算式を組み立てて相手の能力を使用できるのは憂自身の理解力によるものである。
「それで、『能力吸収』が暴走、すなわち重力を自在に変化させられる星が暴走したら――」
「――ブラックホール、ですか?」
「そう。憂の能力が暴走すると、あたりにいる能力者の『自分だけの現実』を強く引き付けはじめる。
そして、最終的にはブラックホールになって、完全に吸収してしまうのよ。
あのときの感覚は今でも覚えているわ……まるで自分が幽体離脱して、憂に吸い込まれていくような感じだった」
「和先輩も巻き込まれたんですか!?」
「ええ。あの時は必死に憂を抱きしめて、唯は帰ってくるから大丈夫、私もいるから大丈夫、あなたは一人じゃない、って言い続けたわ。
そうしたらなんとか落ち着きを取り戻して、暴走は止まってくれたけど……」
その事件により、憂の能力は研究者の興味を惹き、唯と同じように研究所通いになってしまう。
ただ、すんなりと解析が進んだことで非道な実験に巻き込まれることはなかった。
研究者によれば、もし和があのまま『自分だけの現実』を吸収された場合、無能力者になったうえ、精神に異常をきたしていたという。
そして、そのまま暴走を続ければ、憂の『自分だけの現実』は自重で潰れ、憂の人格も崩壊していたらしい。
「唯が危険なことに関わっている以上、最悪の事態も考えられるわ。
もし憂がまた暴走したら……純ちゃん、憂を抱きしめて救ってあげて。 憂、あなたのことをかなり信頼してるようだから」
「……はい、まっかせてください!!」
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