過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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[saga sage]
2011/06/26(日) 14:57:45.14 ID:iNmol0qk0
その姿を見て、真っ先に反応したのは梓。
「あ……ああ……そんな……憂……!?」
闇に堕ちた自分を、見られてしまった。
表の世界とは決別すると決心したはずであったが、その表の世界に住むレベル5との再会に大きく動揺し、恐怖で体が震える。
(((第六位……!?)))
律、澪、紬の三人は、最も出会ってはいけない敵の襲来におののく。
見られてしまったからには、このレベル5を処分しなければならない。しかし、レベル5を倒すのはかなりの難題だ。
さらに、第六位は唯の妹であり、梓の親友。倒せたとしても、殺すのははばかられる。
どうすればよいのか。とっさに判断できず、三人は動けずに硬直してしまう。
唯はまだ状況を飲み込めていないのか、憂を見つめながらぽかんとしていた。
憂もまた、返り血を浴びて血まみれの姉を見つめ、ぽかんとした表情を浮かべていた。
「がああああっ!! あああ、ああああ……」
対峙する一同の間に、男の断末魔だけが響く。
次第にその声は小さくなっていき、やがて沈黙があたりを支配すると、唯がやっと口を開いた。
「……うそ……憂、なの?」
姉の声を聞いて我に返った憂は、事態を理解し、その表情が曇っていく。
しかし、すぐに意を決したように顔を上げると、姉をまっすぐに見つめて話し始めた。
「……久しぶりだね、お姉ちゃん。ずっと、会いたかった。ずっと、探してた。
でもやっぱり、『闇』にかかわっていたんだね。こうなることを、覚悟はしてたよ。
さあ、お姉ちゃん、梓ちゃんも、一緒に帰ろう? 罪を償って、また一緒に暮らそう?」
憂は、目の前で人を殺した唯に対してもなお慈悲を見せ、更正して表の世界に戻るように求める。
「……できないよ、そんなこと。そんなことしたら、憂も……狙われちゃうんだよ?」
「大丈夫だよ。私が、みんなを守るから」
「無理だよっ!! 学園都市の闇は……そんなに甘くないんだよ?」
「だからって! お姉ちゃんと梓ちゃんに、こんなこと続けさせられないよ!!」
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