過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:14:52.38 ID:iNmol0qk0
「……っ! 逃がさない!」

「そうはさせないわ!」

紬が地形操作で壁を作り、進路を塞ぐ。
対する憂は紬の能力をコピーしようと何度も試すが、失敗に終わる。

(やっぱり、コピーできない……この人、『自分だけの現実』が……ない? なのにどうしていろんな能力を……)

「残念ね、憂ちゃん。私は能力者じゃないのよ」

(能力者じゃないんだったら、何かの道具を用いて能力を使ってるはず……ならきっと!)

憂は梓の『空中回路』をコピーし、紬のキーボードに向けて電撃を放つ。
しかし、梓の能力は電子機器の精密操作に特化していて、電撃を用いて攻撃するのは不得手。
レベル5の演算をもってしても、電撃の威力はレベル3程度であり、いとも簡単に防がれてしまった。

(ダメだ……なら、お姉ちゃんの能力を……今ならできるかな?)

憂は唯の能力をコピーする。しかし、かつてのようにそれを使用しても何も起こらなかった。
さらに、憂は唯の『自分だけの現実』の「位置」に違和感を覚える。

(おかしいな……お姉ちゃんの『自分だけの現実』、ちょっと位置がずれてる? 
まさか……ギー太?)

何度サーチしてみても、唯の『自分だけの現実』が唯の脳内から感じられず、そばにあるギターから感じられた。
それに疑問を感じている間もなく、紬が発射した火炎弾が憂に襲いかかり、すんでのところで回避する。

「どうやら、唯ちゃんの能力もコピーできないみたいね。梓ちゃんの能力だけで勝てるかしら、超能力者さん?」


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