過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:37:13.24 ID:iNmol0qk0
プロローグ

学園都市のとある「置き去り」の初等教育施設。
音楽の授業中、ダイナミックな動きでカスタネットを叩く児童を教師が褒める。

「唯ちゃんはカスタネットお上手ね〜……あら?」

教師は目を疑った。唯と呼ばれた少女がカスタネットを叩くたび、音符が具現化してふわっと浮いてくるのだ。
教師が音符に触れてみると、ぷにっとした感触があった。幻ではない。
音符はしばらくするとスーッと消えていった。

「ゆ、唯ちゃん、これどうやって出しているの?」

「えーっ、わかんないよ。でもたのしいよ!」

「……もしかして、能力に目覚めたのかしら?」

後日、教師は唯にさまざまな楽器を弾かせてみた。いずれの場合も、唯が楽しんで演奏していると音符が現れる。
その中でも、ギターを特に気に入ったようなので、教師は唯にそのギターを与えることにした。

それから唯は家でギターの練習を続け、みるみる上達していく。
今日は友達と妹の前でお披露目だ。

「みてみて〜、うい、のどかちゃん! じゃかじゃん♪」

ギターからカラフルな音符がたくさん飛び出す。初めのころに比べ、音符の量とバリエーションは格段に増している。

「おねえちゃん、すごいよ!」

「すごいわ、唯。どうやってるの?」

「ん〜、よくわかんないけど、たのしいとででくるんだよ!」



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