過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 15:45:41.47 ID:iNmol0qk0
「どうする、律……?」

「さあな。もう何も考えられない」

どうすればいいかわからないし、動けないのでどうすることもできない。そんな二人に、さらなる絶望が襲う。

「――ケケケ、見つけたぞぉ」

「「!?」」

狭い通路に、男が侵入してきた。その手には拳銃が握られている。

「……黒髪ロングに、カチューシャか。報告通りだな。てめえらが噂の放課後ティータイムってわけだ」

生き残っていた組織員からの連絡により、協力する組織が一斉に放課後ティータイムを探して動き始めていた。
動けずに一か所にとどまっていた律たちは、あえなく見つかってしまう。

「てめえらは俺たち暗部組織の中でもやっかいな存在だったんだよ。ちょっとでもしくじったり、言うことを聞かなかったりしたら即皆殺しだもんなあ。
その恨みを晴らせるときがついにきたってわけだ、ケケケ」

男が銃を構える。

「く、くそおっ!!」

律は小石を拾うと、なけなしのパワーを注ぎ込み、男の脳天めがけて投げつける。

「ぐはっ!?」

小石は男の頭を貫くことはなかったが、男は気絶し仰向けに倒れる。男の持っていた銃がこちらへ飛んできて、律の足元に落ちた。



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