過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:34:03.18 ID:iNmol0qk0




まず一同は、三つの反抗組織のアジトから当たることにした。

一つ目のアジトは、アジトと呼んでいいのかわからない単なる路地裏。
そこにはスキルアウトと思われるチンピラの類が十名ほどたむろしていた。
とても統制されている組織には見えない。

「ただのチンピラじゃないか……こりゃ四人で来なくてもよかったかな〜」

そう言って律はスキルアウトたちの前へと歩いて行く。
全員が律のほうをギロッと睨み、リーダー格と思われる男が律を挑発する。

「あんだ? てめえは」

リーダー格の顔は送られてきた写真と一致した。やはり彼らが情報を入手したようである。

「あ〜、あんたら最近、とってもヤバイ情報を入手したよな?」

それを聞いたリーダー格の表情が厳しくなる。

「てめぇ……なんでそれを知ってやがる」

「アニキ、なんのことっすか?」

「黙ってろ!」

リーダー格以外の下っ端はこのことを知らないようだ。
律は何も知らずにこれから殺される運命にある下っ端たちを哀れみ、ため息をつく。

「はぁ……お気の毒に。悪いけど、仕事だからあんたら全員始末するわ」

律の言葉を聞いた下っ端たちはぽかんとした表情を浮かべ、次の瞬間笑い出す。

「はっはっは! 聞きやしたかアニキ!? このガキが俺たちを始末するってよ」

「……」

リーダー格は厳しい表情のまま黙っている。


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