過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:44:46.92 ID:iNmol0qk0
研究所のとある部屋に運び込まれた唯が目を覚ますと、すでに頭には無数の測定器が取り付けられていた。目の前には愛用のギターも置かれている。

「……ここは、どこ?」

唯があたりを見回していると、部屋に取り付けられているスピーカーから音声が響く。

『おっ、起きやがったか。さあ、さっさとギターを弾け。実験を始めんぞ』

ガラス越しに、隣の部屋に研究者が見える。がらりと態度が変わった研究者を見て、先ほどの恐怖が呼び起こされる。

「い、いや! やめてよ……おうちにかえして!」

『うだうだ言ってねえでさっさとしやがれ!』

「うう……ひっく……うい……のどかちゃん……たすけてよぉ」

『チッ……』

痺れをきらした研究者が扉を乱暴に開け、唯のいる部屋へと入ってきた。

「このガキ……痛い目に遭わないとわかんねえみたいだな……」

その手には、スタンガンが握られている。

「さあ……おとなしくしな」

「こ、こないで……
おねがいギー太、たすけてぇぇっ!!!」

恐怖で混乱した唯は、叫びながらギターを思いっきりかき鳴らす。すると、ギターからどす黒いオーラが噴出し始めた。

「な、なんだと!?」

「こないでこないでこないでぇぇぇっ!!!」

唯が連続でギターを弾くと、ギターから無数の黒い光弾が発射される。
光弾は着弾すると同時に爆発し、壁に穴を開け、ガラスを粉々に割り、研究資材を大破させた。
部屋の中がけたたましい騒音に包まれる。

「ぐはあ……!」

光弾を腹に受けた研究者は、内臓に致命傷を負い、その場で絶命した。


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